ノック
働き始める理由は人によってさまざま。スキルアップやキャリアアップ、はたまた全く別の“畑“へとキャリアチェンジをする人も。
なかでもママは産休育休を経ての職場復帰や、ママとなった経験を活かして心機一転、新たな場所で働き始めるなどして新しい職場で再スタートを切る人も多いのでは?
出産・育児でしばらく“現場”から離れていたママにとって、社会復帰後は思いのほかリズムがつかめず、家庭モードのままついついビジネスマナーもおろそかになりがち。
今日はそんなママでもブランクを感じさせない「スマートさ」をアピールできる、あるビジネスマナーをご紹介します。
■ドアのノック2回は●●●のとき。面接時だと失礼に!?
面接の時、また他社を訪問する時にドアをノックしますよね。みなさんは何回ノックしていましたか?
多くの方は「2回」ノックが一般的なマナーと捉えているのではないでしょうか?
でも気を付けて! 実はこれは正式なビジネスマナーとしては間違いと言えるのです。
文化や宗教の違う人々がいる中でスムーズにコミュニケーションがとれるよう定められた世界共通のマナーがあるのをご存じですか?
これを「プロトコールマナー(国際基準マナー)」と言います。
このプロトコールマナーによれば、2回は「トイレノック」と言われ、トイレの個室に人が入っているかどうかを確認するときのものとされています。そして3回は恋人や家族など親しい相手の時の「プライベートノック」、そして4回が正式の場でのノックとなっています。
今人気の映画『アナと雪の女王』の中でも、アナがエルサの氷の城を訪れた際は兄弟の仲なので“3回”ノックしています。
■日本では3回でも大丈夫
実際のところ、引き戸の家が多かった日本の文化的背景から、日本人はノックの習慣に馴染みがうすく、このようなマナーはオフィスなどでドアをノックする際のビジネスマナーとしてから認識されるようになっています。
そのため、何度もドアを叩く長いノックは「うるさい」という印象を与えてしまいがち。
その際には4回続けて叩くのではなく軽く「コンコンッ。コンコンッ」と間を区切りながらノックをすると聴こえ方が変わりスマートな感じになります。
もし4回のノックに抵抗がある方は、日本ではビジネスの場合においては3回に省略してもよいとされているので、まずは3回ノックを心がけてみましょう。
しっかりと準備をして行った面接でも、知らずに2回ノックして、話す前から相手へ「この人はマナーを知らない」という目で見られてしまっては残念です。入社後のマナーとしてもぜひ頭に入れておいてみてください。
いかがでしたか?
たかがノック、されどノック。
ちょっとしたマナーを知っておくだけで、良識のある人だなという印象を与えるだけでなく、色々な場面で有利にたらくことも。また、子どもにも小さいうちからマビジネスマナーを教えてあげることで将来社会に出ても自然とスマートさが身につきます。
大きくなった子どもの部屋へ入る時にはぜひ3回ノックをしてみましょうね!
えぇ・・・コピーですよ。カーリーでした。